米ジョンズ・ホプキンス大学の北朝鮮分析サイト「38ノース」は、同月28日に撮影された、東海岸の元山(ウォンサン)にある葛麻(カルマ)空港の衛星写真を分析。その結果、ミサイル発射台に向かう2本目の滑走路において、110メートル大の爆発の跡が確認されたのだ。
さらに、2016年10月20日にも、ムスダンと見られる中距離弾道ミサイルの発射実験が失敗に終わっており、このときには直後に起きた火災によって移動発射台が燃えたことがわかっている。いずれも人命被害は確認されていないが、兵士らが犠牲になっていたとしても不思議ではない。
前述した「兵士が焼かれる動画」に関しては、北朝鮮国内に目撃談が複数あり、人々は「金正恩はあれを目撃しながら、ミサイル発射成功を手を叩いて喜んだのか」との反発も出ているという。
(参考記事:「米軍が金正恩を爆撃してくれれば」北朝鮮庶民の毒舌が止まらない)そもそも北朝鮮では、人命軽視による死亡事故が繰り返し起きている。