「おらこんな村いやだ」と故郷を捨てる北朝鮮の農民たち

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都会に出たら男性は建設現場で、女性は小規模な加工工場で働く。優秀な都会の女性労働者は、選ばれて海外に派遣されるからだ。工場主は「未居住者」とわかっていても雇用するという。

(参考記事:徹底的に奪われる少女たち…北朝鮮版「女工哀歌」の現場

当局は「312常務」という組織を立ち上げ、出稼ぎにやって来た人を摘発している。手っ取り早くカネが儲かる売春など、犯罪行為に走る事例が多いからだ。また、北朝鮮の協同農場では、多くの作業を人の手で行っているため、人がいなくなることは生産性の低下につながるという理由もあるだろう。

農民を農村に閉じ込めておくため、当局は極端な措置を行っている。