「おらこんな村いやだ」と故郷を捨てる北朝鮮の農民たち

韓国では、1960年代から始まった経済成長でソウル首都圏の人口が560万人(1960年)から、2559万人(2016年)へ、都市人口率は1960年の39.15%から2016年には91.8%に達した。初期的な段階とは言え、資本主義経済が芽吹いた北朝鮮でも、同じような現象が起き始めているということだ。

(参考記事:「薬物中毒・性びん乱」対策か…北朝鮮で首都住民の強制移住計画

高英起(コウ・ヨンギ)

1966年、大阪生まれの在日コリアン2世。北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。北朝鮮問題を中心にフリージャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に 『脱北者が明かす北朝鮮』 『北朝鮮ポップスの世界』 (共著) 、 『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』 『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』 など。

脱北者が明かす北朝鮮 (別冊宝島 2516) 北朝鮮ポップスの世界 金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔 (宝島社新書) コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記