市場経済が拡大すれば、ヒトや商品の移動も活発化する。しかし北朝鮮の公共交通インフラ(主として鉄道)は、電力難のためまともな運行が期待できない。現在その穴を埋めているのが、トラックやバスなどの交通手段なのだ。つまり、北朝鮮が制裁を生き延びるにはトラックの十分な供給が必要なのだ。しかも、制裁は車両の輸入も難しくしている。
つまり、金正恩氏は「クルマ好き」だからこの企業所を視察したワケではなく、そこで発した「企業所の改築近代化」の指示にも、それなりに重要な意味が込められているのである。
(参考記事:金正恩氏、新型ベンツにも「自分用トイレ」を装備か