新潟県の中学校1年生だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから、15日で40年となった。その日に合わせたかのように、北朝鮮は拉致被害者とその家族の神経を逆なでするような主張を展開した。
「拉致問題に執着」
北朝鮮の内閣などの機関紙である民主朝鮮は15日、署名入りの論評で次のように述べた。
「日本の反動層が解決済みの『拉致問題』に執着しながらわれわれに言い掛かりをつけるのは、それなしには対朝鮮圧力体制を維持する方途がないと打算していることに関連する」
つまり、日本政府が拉致問題を政治的に利用していると言っているのだ。