咸鏡北道清津市で金正日体制を非難する内容が書かれた5千ウォン紙幣が大量発見され、清津市の国家安全保衛部が犯人逮捕に乗り出した。
8日の韓国内の消息筋によると、先月26日に清津市ポハン区域の金日成の銅像の周辺やシンアン区域一帯で、北朝鮮体制を非難する内容が書かれた5千ウォン札が大量発見され、清津市保衛部が捜査を始めた。
昨年の貨幣改革によって新たに発行された新5千ウォン札は、金日成の肖像画が印刷されている。この紙幣には『亡命救国行動隊』名義で紙幣の裏に体制非難が書かれていたと消息筋は説明した。
清津市保衛部は5千ウォン札が発見された直後、大々的な回収作業を行い明確な出所の調査を行っている。
これによってポハン区域の金日成の銅像など紙幣が発券された周辺の警備が強化された。清津市の外へ移動する人に対する検査も強化された。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面同消息筋は今回の紙幣について「外部から飛んできた風船ビラではなく、内部の人間と韓国にいる脱北者の合作と考えている人が多い。この事実が外部に漏れるのを恐れ、保衛部が噂が広まるのを統制しているが、清津では少しずつ広まっている」と話した。
清津市保衛部は、金日成銅像付近で 金日成の写真が毀損された紙幣が撒布され、清津市が国境と相当離れている点などから、北朝鮮国内の反体制団体の活動と考えている。しかし、亡命救国行動隊という団体名が北朝鮮住民が一般的に使う表現でははないことから、外部勢力との関連性について集中的に捜査していると言う。
最近、ある脱北者団体は先月25日に咸鏡北道会寧市で金正日体勢を非難するビラが大量撒布され、会寧市保衛部が保衛部員を動員し、回収作業を行ったと伝えた。