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今月8日に金日成の死亡16周年を迎え、6日から平壌など全国各地で住民へ追悼行事参加を促していると伝えられた。

内部消息筋は「6日から8日まで全国的に追悼行事が行われている。最近は追慕期間に対して組織別の指針が出された事はなかったが、今回は中央党が追慕期間を宣言し、住民の追悼行事参加を指示している」と話した。

追悼行事が以前と比べて大幅に強化された理由は、3代世襲の『白頭山血統』だけが革命の伝統を継承できるという点を強調する意図だと現地では分析している。

平壌などの主要都市では、企業所、人民班、党組織別に金日成銅像の参拝及び献花を行っており、銅像がない地方では金日成永生塔や、金日成−金正日革命歴史研究室への献花及び追悼行事を行っている。

また、組織別に金日成の肉声録音テープを聴取する『講演会』や、出生から死亡までの業績を回顧する『学習会』も並行されている。

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追慕期間中は人民保安部が住民の長距離移動、旅行証明書、出張証明書の検閲を強化しており、これと共に公開裁判、逮捕、拘禁、処刑などの法的措置も留保している。

消息筋は「駅では保安員が行事の不参加者を取り締まっている。特に地方の人の平壌への出入りが徹底的に統制されている」と伝えた。

「平壌では追慕雰囲気を盛り上げる為のスローガンの設置が規制されているが、住民の追悼行事参加を促す宣伝車両が住宅街で拡声器放送を行っている」と話した。

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「国民の間は、キム・ジョンウンに箔を付ける為に追悼行事を大々的に行っているのではといういわれている」と話した。

今年が区切りの年でない点を考慮すれば、住民らに金日成の郷愁を呼び起こす事で金一家の偉大性を知らしめようとする思惑だと考えられる。

一方で、中国の丹東などの北朝鮮と隣接した都市では、今月5日から『献花』を積んだ車が休みなしに国境を通過している。

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中国の消息筋は「毎年、金日成の命日には外貨稼ぎ機関の中国側への『花束』支援要求が慣例している。昨年は15周年行事で需要が物凄かったが、今年も昨年と同じ規模だ」と話した。