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北朝鮮も梅雨になり、水力発電所の貯水量が増え、電気事情も好転していると内部消息筋が29日伝えた。

消息筋は“現在、大都市は1日24時間のうち、20時間近く電気が供給され、地方は1日4〜5時間ほど(電気が)入って来ている”と述べ、“今年初めには1日1時間程度と(電気が供給される時間が)短かかったのに比べれば、回復した”と語った。

更に、“夕飯を食べたら暗黒天地になったが、今は家ごとに電灯がついている”と述べ、“電気が供給されるので、住民たちが外国のCDを見ることを監視すると保安署が言って騒いでいる”と伝えた。

この消息筋は“冬には主要機関に入って行く電気線を引いてきて使う電気泥棒を捕まえて厳罰に処すると言い、今は電気が数時間入って来るため、その電気で外国の映画を見る人々を厳罰に処すると言っている”と、保安署の行動を皮肉った。

北朝鮮は水力発電が大部分だが、冬期には貯水量が不足して発電量も半分以下になる。更に、最近石炭の生産量が減少し、火力発電所の稼動率も下がって電力不足が深刻だった。

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北朝鮮では一般的に、冬季の電気事情が最も悪い。夏に好転し、秋からまた悪くなる。最近、梅雨で降水量が増えて、全般的に電力事情が好転していることが分かった。

消息筋は“全般的に電力難が解決され、北朝鮮の鉄道の運行回数も増えて、速度も早くなった”と伝えた。北朝鮮の鉄道は多くが電気で動いている。鉄道は全体の貨物量の90%、旅客運送の60%程度を占めてきた。

一方、消息筋は“この頃商売をしたり、少しでも余裕がある人の中では、鉄道よりはバスを利用する人が増えている”と述べ、“商売をする人たちは、お金をより多く払っても、便利に予定の時間に到着することを好む”と語った。

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また、“バスは3年間、個人や団体が直接事業者の承認を受けて運行できるが、3年後にはバスを国家に捧げて賃貸の形で運行すると聞いている”と語った。