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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は24日、同国の李容浩(リ・ヨンホ)外相が23日に第72回国連総会で行った演説の概要を報じた。

それによると、李氏はトランプ米大統領が19日の演説で金正恩党委員長を「ロケットマン」と揶揄し、「(金氏が)自殺行為をしている」などと発言したことに猛反発。「トランプは常識と情緒がまともでないことから、わが国家の最高の尊厳をロケットと 結びつけて冒とくしようとしたが、むしろ、それによって彼は米国全土がわがロケットの訪問をなおいっそう避けられなくする挽回できない過ちを犯した」などと述べている。

続いて李氏は、核兵器開発を巡る国連安全保障理事会の制裁決議が差別的な「二重基準」であると非難。「このような不当で不公正な決議が引き続き通過されるのは、核保有国である各常任理事国が自分らの核独占的地位を固守するのに共通の利害関係を持っているためである」と指摘した。

李氏はさらに、「今後、遠からずわが共和国に加えられた反人倫的で野蛮的な制裁によって、国の平和的な経済発展と人民の生活向上において被った被害、無この女性と子ども、老人を含む全てのわが人民が受けた被害を計算(清算)する日が必ず来るであろう」と強調した。