彼らが脱出した4日後、ブルガリア政府は北朝鮮が脱出学生の自由を保障しない場合、大使館を撤収しなければなければならないと通知した。当時のブルガリア北朝鮮大使はイム・チュンチュであった。
それから1ヶ月後、大使館職員は残った2人を捕まえ北朝鮮に送還しようとした。しかし、平壌行き飛行機を毎日チェックしていたイ・サンジョン氏らが、ルーマニア・中国留学生の友人らと共に空港でこの2人を劇的に救出した。この事件後で、北朝鮮とブルガリアは8年間公式的な外交関係が途切れた。
現在も北朝鮮留学生らとの親交があると言う彼らに、留学生の生活を紹介を願い出たがイ・サンジョン氏は「とても哀れだ」と話し始めたが声はひどく震えていた。
目がしらを赤くした同氏は「わずか2年前のことだ。北朝鮮に帰国する外交官がデパートで小麦粉を買っていった。飛行機の運送費にもかかわらず、運ぶ必要があるほどに食料事情が悪いのだろう」と話した。
「北朝鮮留学生数人と家で酒を飲めば、彼らは互いにが顔色を伺って何の話をしない。 それだけお互いを信じることができないからだ。後に一対一酒の席では金父子(金日成、金正日)バッジを部屋の床に投げ捨てて、罵声を浴びせる事もあった」と紹介した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「ある程度酒が深まると彼らも北朝鮮の体制を信じないと話した。北朝鮮社会に自由がない為、不満がとても高く帰国を恐れるている」と伝えた。本音を酒の力で語ったわけだ。
「北朝鮮はヨーロッパ諸国とも外交関係を形成しているが、経済的に苦しい為にブルガリア大使館が中心的な役割をし管理する体系だ。韓国大使館の職員は4人程度だが、北朝鮮のブルガリア大使館職員は25人程度で、家族まで含めると100人程と予想される」と発言した。
彼らの生活について「古くなった外交官車両からも非常に厳しさが垣間見える。また、大使館が虎の絵を大学の展示会で販売しているのが実情」と話した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「金日成の誕生日にはバルカン半島でプレゼントを集め、北朝鮮へ送る事が重大な任務だ。4月初めになればブルガリアのャtィア空港に北朝鮮の飛行機到着し、直航で物資をの空輸して行く」と明かした。