北朝鮮民主化委員会の黄長ヨプ委員長は8日、天安艦事件と関連し「天安艦事件をきっかけに金正日政権の実態が明るみに出た。北朝鮮を民主化させる上で絶好のチャンスだ」と話した。
黄氏はこの日ソウルで大学生とのセミナーでこのように話した後、「今回をきっかけに韓国の親北勢力だけでなく、韓国国民に太陽政策の間違いを知らせ、北朝鮮に対して正しい認識を持たせるべきだ」と注文した。
「米韓同盟を強化し中国を韓国の味方にし、金正日政権を孤立させるよいチャンスが訪れた。北朝鮮に対する軍事的な報復よりは北の実態を持続的に広め、実質的な北の変化を促すことが大事だ」と話した。
中朝関係について「中国も今回の事件について非常に批判的な見方を持っているが、自国の利益の為に北朝鮮の味方になるしかない。北朝鮮の肩を持つという事は、米韓に借りを作る事になる。今後、中国が米韓の味方になるしかないきっかけになる」と説明した。
「天安艦事件で中国は最善を尽くした。これ以上は譲らないだろう。中国は金正日政権が嫌いでも、北朝鮮を切れない国家的な利害関係を持っている」と説明した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北朝鮮が天安艦を攻撃した理由については「金正日が天安艦を沈没させ、左派に力を添えるつもりだったのだろう。韓国社会を混乱させ自分の威信を高めようとしたが、それは金正日の誤った判断だった」と話した。
「もちろん結果的には天安艦事件が韓国に戦争恐怖症を引き起こし、自治体選挙で左派が勝利する結果をもたらした。このような非正常的な勝利は長く続かない。今回の事件で明るみに出た北朝鮮の実態を、広く知らせるべきだ」と求めた。
7日に開かれた最高人民会議で張成澤が国防委員会副委員長になったことと関連し、「後継者体制の構築や国防委員会の権威を高めるには張成澤が適任だと金正日が判断している。なので張成澤に白羽の矢が立てられた 」と説明した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「11年間最高人民会議議長を勤めていたが、労働党組織指導部の指示に従うだけで、実質的な権限はない」と話した。