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韓国政府が天安艦事件を国連安全保障理事会への回付を決定したのと関連し、北朝鮮当局が強く反発している。

北朝鮮外務省の報道官は4日、朝鮮中央通信の記者との応対で「一方的な調査結果だけを持って国連安全保障理事会へ上程し議論を行うという事は、目的の不純性が明白であり、我々が以前の様な超強硬対応を行ったとしても、米国と国連は言い逃れできないだろう」と発言した。

引き続き「天安艦事件が安保理に提起される場合、会員国が事件の真相究明を客観的に行う上で自らの正しい判断を下すことが重要だ。米国と南朝鮮は被害当事者の我々が提起した国防委員会の検閲団を受け入れ、『調査結果』を確認させるべきだ」と主張した。

このような発言は天安艦事件が北朝鮮の仕業を前提に安保理へ回付される事に反発することで、安保理の対北決議案が出される場合、核実験やミサイル発射など軍事挑発を再度行う可能性があることを示唆していると解釈されており、注目が集められている。

これと関連して国連軍縮会議に参加した駐ジュネーブ北朝鮮代封博汾ネのリ・チャンゴン公使も3日、「天安艦沈没による朝鮮半島の緊張が、戦争勃発状態をもたらしている」と発言し、国連安保理回付に対して強く警戒した。

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「朝鮮半島の現状は非常に厳重でいつ戦争が起きるかわからない。朝鮮の軍と人民は全面戦争を含む様々な形態の報復手段に対し警戒態勢を展開しており、即座に対応する準備ができている」と主張した。

この一方で、韓国政府は今週中に国連安保理へ公式回付する予定と伝えられた。これに先立ちウィ・ソンiク外交通商部朝鮮半島平和交渉本部長は3日、ロシアを訪問し天安艦事件が平和を脅かす挑発であることを強調し、国連安保理に回付するという立場をロシア側に公式に伝えた。