天安艦事件が北朝鮮の仕業の可能性が高まっている中、中国を訪問中の金正日と胡錦濤主席との会談に関心が寄せられている。
米韓当局はこれまで「天安艦事件の結果が6者会談に影響を及ぼすだろう。もし北の仕業の場合、6者会談再開は当分は難しいだろう」との立場を見せてきた。
政府はまず天安艦事件に対する客観的、科学的調査を強調しており、「原因究明前の6者会談再開は難しい」と中国側に直・間接的に意思を伝えてきた
特に先月30日に上海で開かれた中韓首脳会談で、天安艦沈没原因を『外部爆発』と推定する李明博大統領の説明に対し、胡錦濤主席は「科学的で客観的な調査を行っていると評価している」と答えた。
胡主席に送ったメッセージが、金正日にどのように伝えられのるかが問題として残っている。 一部では中国へ6者会談の復帰を伝える可能性が高いと考えている。 天安艦事件が北の可能性が高待っている中、国際社会の疑いの目を逸らす為に6者会談復帰カードを活用する可能性もある。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面しかし6者会談復帰メッセージを中国へ伝達したとして、再開時点は不透明でしかない。米国が北の6者会談復帰宣言に対し、原則的な歓迎的な立場を見せるだろうが、天安艦事件が北の仕業と結論が付いた場合には韓国と歩調を合わせる可能性が高く、韓国政府が協力を要請している状況下で復帰メッセージカードを持たされた中国としては、再開時点の決定は負担になるだろう。
チョン・ソンフン統一研究院選任研究委員は「中韓首脳会談を行っており金正日が復帰を伝えたとして、中国が立場を変える可能性は高くない。6者会談復帰は宣言はインパクトがない」と分析した。
匿名を要求した北朝鮮専門家も「米韓が天安艦事件の原因究明に総力をかけている段階で、中国が6者会談再開カードで米韓を刺激しないだろう。中国は朝鮮半島情勢の悪化を警戒しており、会談再開と関連しては当分は傍観するだろう」と見通した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、長期的な観点から見た場合、北が6者会談復帰努力を見せれば中国の態度が変化する可能性もあるという分析も出されている。
中国は天安艦事件が発生する以前から、『濫?レ触』を提案するなど会談再開への仲裁役割をこなしており、今回の訪中を契機に6者会談再開により積極的な姿勢を見せる可能性も考えられる。
特に6者会談議長国の中国は、韓国政府の『天安艦の原因究明後、6者会談議論』を支持した場合の半島情勢悪化を憂慮し、6者会談再開を通した『対話ムード』を作る可能性もある。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面ウ・スンジ慶煕大国際学部教授は、「現在の米韓両国の雰囲気上、6者会談再開プロセスを中国が決めるのは難しい。しかし中国の立場では6者会談再開を無制限に先送りする事もできない為、北が6者会談復帰を宣言した場合、米韓を刺激しない範囲内で6者会談再開に向けた努力を試みる可能性もある」と展望した。