北朝鮮自由週間の一環として27日、プレスセンターで開かれた『金正日政権の暴圧政治を告発、脱北エリートの証言』イベントで、北での女性の労働搾取の現場と軍部隊の国「的な民間人の略奪の深刻性に関する証言が出た。
経営者だったチェ・ヘヨンさんは「北朝鮮の労働法は一つの忠誠法だ。我々は16時間以上労働し、トイレに行く時間さえも配慮されなかった。それに、赤ちゃんがいる女性は母乳を与える暇さえなく、働きながら紙コップに母乳を貯めこれを与えた」と証言した。
「女性労働者の不満は直ちに忠誠心不足とされ忽ちクビになる為、誰も不満を言えずにいる。子供の頃は両親が朝6時に出勤し、夜12時に帰ってくるので顔も思い出せないくらいだった」と幼い頃を思い出した。
特殊部隊の作戦将校出身のイム・チョンヨンさんは、「長期間の軍務は、人権侵害問題の中でも一番だ。北では入隊すると『私の命は金正日の物』という内容の署名をさせられる」と怒りを隠せなかった。
「韓国では韓国や国際社会からの支援食糧が軍隊に多く渡っていると思っているが、それは誤解だ。北朝鮮の特殊部隊は一日に1食、それも粥で延命している。肉の配給などは大昔の話だ。指揮官さえも軍需物資がもらえない状態だ」と証言した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「この為足りない軍需物資は盗んだりして何とか補っている状態で、人民軍は軍人ではなく強盗や暴力集団だ」と話した。
「家畜も兵士に全部持って行かれる。豚の頭だけでも飼い主の分として情けをかける泥棒は『可愛い泥棒』と言われ、豚の尻尾すらも残さない『ひどい泥棒』という言葉があるくらいだ」と伝えた。
この日の開会宣言演説で米国ディフェンスフォーラム財団のスザンヌ・スコルティ (Suzanne Scholte、49)会長は、「平和的に内部からの政権の変化を図る為には、北のエリート階層だった方の役割が非常に重要だ。彼らは何があったかを良く知っているからだ」と公開フォーラムの意義を説明した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「北朝鮮自由週間を通じてエリート階層に接触できる方法を考えるべきだ。北朝鮮の人権蹂躪を裁判に訴えるべきであり、これは統一と関連して行われるべきで、心の治癒にも役に立つ」と話した。