人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮の核施設の不能化はブッシュ大統領の任期内には実現し難いと、アメリカのチャールズ・ジャック・プリチャード韓米経済研究所(KEI)所長が明らかにした。

アメリカ国務省の対北交渉担当特使を勤めたプリチャード所長は17日、ジョンズホプキンス国際大学院で開かれた著書‘失敗した外交’の出版記念会で、“北朝鮮は既に保有している核兵器と核物質を放棄するという決断を出したわけではない”と語ったと、ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

ブリチャード所長はまた、“核施設の不能化に続く核兵器と核物質の廃棄は、ブッシュ大統領の任期である2008年末までには困難である”と見通した。

更に、“北朝鮮の立場では、既に保有した核物質と核兵器が十分な戦略的抑制手段の役割を果たしている状況で、古い寧辺の核施設を交渉のテーブルに乗せたにすぎない”と指摘した。

また、“寧辺の核施設を再び使うことができないようにする不能化の段階に先立ち、北朝鮮は核施設の不能化による費用の問題と軽水炉の提供問題を持ち出すだろう”と主張した。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

“北朝鮮はまず、寧辺の核施設を不能化した時、周辺の環境の毀損を復旧する費用や、寧辺の核施設に関連する科学者に対する補償問題を提議するだろう”と言い、“寧辺の核施設を不能化すれば、電力を生産することができなくなると言い、軽水炉の問題を深刻に論議しようと主張するだろう”と付け加えた。

プリチャード所長はまた、“去年の9・19共同声明で、アメリカ側が‘適切な時点で軽水炉の提供に関する議論を始めるという言葉に同意したことは、大きな戦略的失敗”と指摘した。

“ブッシュ政権は北朝鮮に軽水炉を提供する気持ちは全くないのに、北朝鮮に軽水炉を提供する可能性があるという期待感を与えた”と付け加えた。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

94年のジュネーブ合意当時、アメリカ側の首席代浮セったロバート・ガルーチ前国務省次官補も、17日にRFAのインタビューで、“金正日をはじめとし、北朝鮮が完全に核を放棄するかどうか、誰も分からない”と語っている。

また、“アメリカが北朝鮮との関係を一部進展させる可能性はあるが、真の意味での政治的米朝関係正常化のためには、北朝鮮の人権状況がまず改善されなければならない”と主張した。

一方、アメリカ国務省のション・メコーメック代弁人は17日のブリーフィングで、北朝鮮の核施設の年内の不能化は希望に過ぎないと明らかにした。