韓国国防省の報道官は24日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士1人が前日午後9時30分頃、南北の軍事境界線を越えて韓国側の監視警戒所へ亡命を求めたと発表した。
北朝鮮軍兵士の脱北は、今月だけで2人目になった。今月13日に脱北した兵士も、警戒が厳重な軍事境界線を徒歩で越えて亡命している。1人目の脱北兵士は脱北の動機について、「韓国軍の拡声器放送を聞いて決断した」と話しているという。
今や北朝鮮軍兵士の大部分は、入隊前に韓国のテレビドラマをこっそり見ていたものと思われる。拡声器放送を聞くまでもなく、国の外にどのような世界が広がっているかを知っているのだ。
(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…)いずれにしても、北朝鮮軍の軍紀の乱れは隠しようがない。