北朝鮮のイデオロギーは主体思想で支配されているのではなく、偏執的な民族主義で支配されていると米国の北朝鮮専門家が主張した。
ブライアン・マイヤーズ東西大国際関係学科教授は31日、韓国経済新聞と現代経済研究院が共同主催した『北朝鮮経済グローバルフォーラム2010』に出席し「北朝鮮の体制について北朝鮮はスターリン主義国家だ、また主体思想で支配されているので一般的な評価を下すのはとても危険な誤り」と主張した。
同教授は主体思想に対して「北朝鮮を一つの無人島化する思想でしかない。いかがわしい思想で内容は全くない」と評価した。
続いて「現在の北のイデオロギーを過去から推論すれば、冷戦ではなくファシズムを考えなければならない。経済的なビジョンを提供できない時に国民の関心を他へ向ける為に北が何を行うかを考えなければならない」と主張した。
最後に「オバマ政権が『核を放棄すれば経済状況を好転を約束する』、『国民のGDPを引き上げを約束する』との約束は北にとっては魅力的でない。北朝鮮は軍事的な観点に焦点を合わせているので経済問題で国策を変えはしないだろう」と展望した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面これと関連しアンドレイ・ランコフ国民大教授は「市場での変化を引き出し、外部世界の情報を北朝鮮に送り込む必要性がある」と提言した。