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北朝鮮が4日、金剛山・開城観光再開の問題と関連して、「もし南朝鮮当局がわけもなくやけを起こして観光を妨害するのであれば、我々はやむを得ず特段の措置を講じざるを得ない」と発表した。

朝鮮アジア太平洋平和委員会はこの日午後、報道官の談話を通じて、「金剛山・開城地区の観光のために、我々の地域に入ってくる南側の同胞の、便宜と身辺の安全を完璧に保障する」と述べた。

同報道官は、特段の措置に対する具体的な内容について、「南側に特別なメリットとして提示した観光事業と関連する、あらゆる合意と契約の破棄、観光地域内の南側の不動産の凍結などの問題が含まれる」と話した。

さらに、「観光が再開されないことで生じる結果と責任は全て、南側の政府当局が負うことになる」と脅迫した。

金剛山・開城観光を再開させるために、8日に開かれた南北実務接触についても、「実務会談に出席した南側は、我々の解明などに耳を傾けず、『3大条件』云々と唱え続けていた。それが解決できなければ話しても仕様がないとやけを起こした」と主張した。

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韓国政府は、▲真相究明、▲再発防止、▲身辺の安全の保障などを、金剛山・開城観光再開の3大条件にあげている。

北朝鮮は真相究明の問題と関連して、「南側の観光客が規定を破り、我々の軍事統制区域内に不法侵入して生じた事件だ。それについて我々は、すでに数度に渡って具体的に説明し、事件発生直後には南側の関係者と共に共同で現場調査も行っている」と述べており、従来と同じ立場をとっている。

韓国政府が観光再開の最も重要な条件として認識している身辺の安全保障の問題についても、「昨年、南朝鮮現代グループの会長が平壌を訪問した際に、最高レベルで回答した。今回も当局のレベルで再度返事をした」と話し、韓国側の要求を受け入れないことを主張した。

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一方で、「我々が金剛山・開城地区観光のために、当局のレベルで約束できることは全て行ったため、これ以上南側と話し合う必要がなくなった。もともと金剛山と開城地区観光は、我々アジア太平洋平和委員会と現代の間で契約があり、推進されていたもので、南側の政府が干渉する根拠はない」とも主張している。

一方、韓国・統一部は「金剛山・開城観光の再開は、韓国国民の身辺の安全に直結した問題だ。観光客の身辺の安全の問題が解決した後観光を再開するというのが、韓国政府の立場であり、それには何の変化もない」と発表した。

また、「南北間のあらゆる懸案は、対話と協力を通じて解決すべき」と説明した。