人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

ロシアに不法入国した北朝鮮の公務員が、ロシア当局に亡命を要請したと共同通信が15日に伝えた。

同通信はロシア情報消息筋の話を引用して、「昨年9月にロシア極東のウスリースク地域からロシアに不法入国して逮捕された北朝鮮の公務員(男性・40歳)が、最近ロシア政府と国連難民高等弁務官事務所(以下、UNHCR)を通じて、ロシアへの亡命を要請した」と伝えた。

これまで北朝鮮の伐木労働者や脱北建設労働者がロシア当局に亡命を要請したことはあったが、北朝鮮の公務員が亡命の意思を明らかにしたのは異例のことであり注目されている。

同通信は、「この管理は昨年11月に不法入国の疑いで、懲役6ヶ月の刑を言い渡され、拘禁施設に収容されている。以前は、北朝鮮国内の産業関連機関で勤務していたと話している」と伝えた。

一方で通信は、「正確な所属先や職位などは確認されていない」と報じた。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

これと関連して、韓国・外交通商部の関係者は、「脱北者の問題については具体的な内容は話せない。現在内容を確認している」と話している。

前出の消息筋は、「この公務員は、北朝鮮の外務省で働いていた父親など家族と一緒に、モスクワに住んでいたことがある。1994年にはロシアと北朝鮮の合作会社で働いていたが、その当時ロシア極東地域でヘロインを8.5キロ所持していた疑いで、懲役7年を言い渡されている」とも語った。

UNHCRのある消息筋は、「ロシアが北朝鮮の脱北者に対する警戒レベルを高めている。不法入国者であるため、北朝鮮に送還される可能性もある」と話した。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮当局も逮捕の直後に、ロシア側にこの公務員の送還を要求したという。

一方ロシア当局は、この公務員が刑期を終えた後、亡命を受け入れるかどうかを検討するという意思を示した。

ロシア移民当局は、脱北者の新しい脱北ルートとしてロシアが利用されていることを懸念し、ロシアに不法入国した北朝鮮の住民を強制的に追放している。昨年9月には伐木労働者や脱北者など、北朝鮮の住民12人がロシア極東地域のアムール州でUNHCRに保護されて、韓国への亡命に成功している。