北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、同国が12日に行った地対地中・長距離戦略弾道ミサイル「北極星2」型の試射は合法的権利だと主張する論評を配信した。
論評は、「米国の操りの下、国連安保理は翌日にすでにいわゆる『決議違反』をうんぬんして『追加的な重要措置』を講じるという公報文を発表した。これは、徹頭徹尾、主権国家の合法的権利に対する挑発であり、公認されている国際法に対する乱暴な違反である」と指摘。
また、「2016年1月6日、われわれは初の水爆実験を断行してわが共和国に制裁と封鎖、軍事的圧迫を加えてきたあげく、核惨禍まで浴せかけようと発狂する米国に、国の自主権と民族の生存権を徹底的に守り、朝鮮半島の平和と安全を頼もしく保証できる強大な力を示した」と強調した。
さらに「小型化された核弾頭を電撃公開し、戦略潜水艦弾道ミサイル水中試射と地対地中・長距離戦略弾道ロケット『火星10』の試射の大成功で天人共に激怒する『斬首作戦』と『ピンポイント打撃』までうんぬんして、無謀な軍事的挑発に執着する米国を懲罰する確固たる意志を誇示した」と主張した。
そのうえで、「対朝鮮敵視策動の度合いを高めるほど、共和国の核攻撃能力は飛躍的に強化されるであろう」と述べた。