中国を訪問している北朝鮮・外務省のキム・ケガン次官が、中国と6カ国協議の再開の問題について深く話し合ったと明かした。
キム次官は11日に北京市内のホテルで6カ国協議の中国側首席代表である武大偉朝鮮半島特別代表と晩餐会に参加した後記者らに会い、「武大偉代表の招待で来た。両国の関係だけではなく、平和協定や6カ国協議などについて深く話し合った」と伝えた。
また、「会談の結果は後でわかる。外交的な接触であるため、内容は公開できない」と話した。
全ての日程を非公開で行っているキム次官がメディアの前に姿を現して、6カ国協議について話し合ったと伝えたことと関連して、中国との協議で何らかの合意があったのではないかという予想も出ている。
しかし、北朝鮮が今回の接触で、これまで6カ国協議の再開の前提条件として掲げていた対北制裁の解除と平和協定などに、まだこだわっているという話も伝わっているため、具体的な内容までは話が進んでいないという分析も出ている。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面中国・外務省の馬朝旭報道官は定例記者会見で、「中国と北朝鮮はすでに会談を開いて中朝関係や核問題、6カ国協議、さらに共通の関心事項について意見を交換した」と述べただけで、具体的な内容には触れなかった。
さらに、「中国は関連国が共同で努力して、6カ国協議が早く再開することを望んでいる」と言い、中国が北朝鮮との協議の内容に基づいて、韓国など他の5カ国と、6カ国協議再開のための対応策について話し合うことを示唆した。
中国の6カ国協議首席代表であり、会議の議長でもある武大偉特別代表が、旧正月の連休明けに6カ国協議の再開について話し合うため、日米韓など5カ国を訪問する可能性も高まった。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一部では、キム次官が3月中旬にアメリカを訪問するともささやかれている。しかし、北朝鮮が態度の変化を見せない限り、米朝が直接対話をしても大きな成果は期待できないと思われる。
キム次官は12日に中国と追加協議を行った後、翌日高麗航空で帰国するという。