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アメリカのバラク・オバマ大統領が27日(現地時間)、議会の国政演説で、北朝鮮が核兵器を追求し続ければ、国際社会の更に強力な制裁に直面することになり、孤立が深まると警告した。

オバマ大統領はこの日、就任後初の国政演説で、北朝鮮とイランの核問題に言及して、「核兵器を持つために国際協定に違反し続ける国家を扱うための外交努力が、一層強化されるだろう」と語った。

オバマ大統領はさらに、「(核兵器保有を追求したら)北朝鮮は更に孤立が深まるようになり、活発に履行されているより強力な制裁を受けるだろう」と言い、北朝鮮に核廃棄を促した。

オバマ大統領は去年、就任した後に国政演説の代わりに就任の辞を述べて、核の脅威に言及したが、北朝鮮やイランなど特定国家の名前は挙げなかった。

今年の国政演説で北朝鮮の核問題を直接取り上げてこのような警告のメッセージを送ったのは、6カ国協議の再開に先立ち、平和協定締結などを要求して、非核化の議題をうやむやにしようとしている北朝鮮に圧力を加えるためと思われる。

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また、今年4月にワシントンで開催される核安保首脳会議を控えて、イランと北朝鮮の核問題に対する断固とした立場を表明して、国際社会の支持を確保しようとしているようでもある。

オバマ大統領は、北朝鮮の核廃棄を最終目標にするというアメリカ政府の原則を再確認すると同時に、外交手段を通じて解決する方針を再び明らかにした。

オバマ大統領は核安保首脳会議と関連し、「44ヶ国が今後4年間、全世界のすべての核物質の安全を確保して、核物質がテロリストの手に移らないようにするという目標の下に集結する」とも述べている。

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アメリカは、大統領新年国政演説を通じて、毎年その年の対外政策の基本方針を明らかにしてきた。ジョージ・ブッシュ前大統領は2002年に、就任後初の国政演説で北朝鮮を「悪の枢軸」と規定し、強硬な対北政策を推進すると予告した。

さらに、2003年には北朝鮮を「抑圧政権」、「無法政権」、2004年には「世界で最も危険な政権」と指称して、強硬な立場をとり続けたが、2期目には北朝鮮を名指しする直接的な言及は慎んで、融和的交渉に旋回した。