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禁煙運動を展開している北朝鮮だが、今年に入り香港から大量のタバコやタバコ製造機器を輸入していたことが明らかになった。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が、香港貿易発展局の資料を分析した結果によると、香港と北朝鮮の貿易額は2012年に6307万ドル(約74億2000万円)だったのが、2013年2699万ドル(約31億7500万円)、2014年1087万ドル(約12億8000万円)、2015年648万ドル(約7億6200万円)と、3年で約10分の1の規模に縮小した。

約740%の増加

一方、今年の第1から第3四半期の貿易額は、昨年同期比で5.1%増加した380万ドル(約4億4700万円)を記録した。

そのうち、タバコが214万ドル(約2億5200万円)で1位を占め、0.7%の増加。タバコ製造機器は、実に738.3%の増加となる105万ドル(約1億2400万円)が輸入された。

北朝鮮当局は、2015年頃から禁煙活動を行うようになった。一方、最高指導者の金正恩党委員長が所構わずにタバコを吸っている姿が国営メディアで繰り返し報じられている。