人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

金正日が来年1月から2月前半の間に訪中し、胡錦涛国家主席と会談するとの見方が強まっていると、20日に読売新聞が報じた。

新聞は中朝関係筋の言葉を引用して、「金総書記に近い高官が11月から12月にかけて相次いで訪中し、総書記訪中の準備を行っているという」と伝えた。金正日の訪中が実現すれば、2006年1月以来4年ぶりのことになる。

最近、北朝鮮の体制守護機関の高官が相次いで中国を訪問しているため、日本のマスメディアを中心に、来年初めの金正日訪中説が広まっている。

11月にはキム・ジョンガク人民軍総政治局第1副局長が訪中して、習近平国家副主席と会談し、金正日の妹の夫であるチャン・ソンテク行政部長の側近、ウ・ドンチュク国家安全保衛部副部長がその直後に極秘裏に中国を訪問し、中国側の警備担当者と会談したという情報もある。

その他にも、チュ・サンソン人民保安相が16日に北京で、中国の孟建柱公安部長と会談し、両国間が国境警備で協力することについて意見を交わした。北朝鮮側の報道によれば両国はこの場で、協力物資の提供に関する文書に署名したという。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

消息筋はこれと関連、「いずれの人物も金総書記の側近で、総書記のメッセージを伝えたとみられる。禹氏や朱氏は訪中時の警備態勢を協議したようだ」と語ったという。

新聞は「中国側は、今回の総書記訪中で新たな援助供与を表明することで、協議への早期復帰を取り付けたい思惑とみられる」と予想している。

また、「10月の温家宝首相の訪朝時に、2億元(約26億円)相当の経済援助のほか、中朝国境をまたぐ鴨緑江の新しい橋と風力発電所の建設費用の提供を表明したとされるが、金総書記はこれに満足していない模様だ」と指摘した。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

さらに、金正日の訪中の実現は「1週間程度ともみられる外遊に耐えうる健康状態かどうかにかかっている」と予想した。