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中国の習近平国家副主席が、国軍捕虜と拉致被害者問題に対する人道的接近の立場について語った。

習副主席は17日、ソウル世宗路の中央政府庁舍で行ったチョン・ウンチャン国務総理との会談で、「中国は国内法と国際法に従って、人道的見地からこの(国軍捕虜, 拉致被害者)問題を解決している」と述べた。

これに先立ちチョン総理は「(北朝鮮を脱出して中国に来ている)国軍捕虜と拉致被害者家族が、元々韓国国民という点を勘案して、中国側が慣例どおり所在の確認と早期送還(韓国への入国)に格別に配慮していただきたい」と要請し、習副主席はこれに対し「総理が表明した関心事項を特に念頭にとどめておく」と答えた。

中国政府はこれまでも、国軍捕虜や拉致被害者の脱北者の韓国への送還において暗黙の協力をしてきたが、最近国軍捕虜のチョン某氏が中国公安に逮捕されて4ヶ月間抑留されるなど、問題が継続して発生している。

チョン総理は北朝鮮の核問題と関連し、「これまで中国が北朝鮮の非核化と6カ国協議への復帰のために努力したことを知っている」と述べ、最近行われた米朝対話を契機に、6カ国協議が早いうちに再開するよう中国が議長国として積極的な役割を果たすことを要請した。

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習副主席は北朝鮮の非核化という目標に向けて、6カ国協議が早期に再開されなければならないという点に同意を示し、このため共同で努力することを強調した。

チョン総理はまた、「東北工程」など韓中の歴史問題について、「歴史は非常に敏感な事案であり、両国関係が影響を受けることがないようにしていただきたい」と要請した。

習副主席は「2004年に結んだ了解事項によって、政治問題と歴史研究の問題を分離して対応している」と述べ、「この問題が両国の友好協力関係を害することがなければ良い」と話した。