北朝鮮が北京などで行っている外国人に対するビザ発給を、2月初旬まで中止することが分かった。
今回のビザ発給の中止はチュ・サンソン人民保安相の訪中と重なったが、韓国国内のメディアは外国人観光客統制の要因を、貨幣改革以後の内部混乱を整理するためや、新型インフルエンザの拡散を防ぐためだと、様々な分析を出している。
それ以外にも、金正日の中国訪問のためではないかという話も出ている。
しかし、北朝鮮が中国人を含めた外国人の観光を中止するのは異例の措置ではない。北朝鮮当局は毎年12月中旬になると、寒さや1年の業務の決算という理由をあげて外国人の観光を中止してきた。
昨年にも12月に外国人の観光が中止され、今年2月14日に再開した。北朝鮮の観光専門の旅行会社である高麗旅行社が募集したツアーの観光客が、今年初めて北朝鮮を訪問した団体観光客だった。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面中国・共産党の機関紙である人民日報など海外のメディアは7日に、「中国人向けの北朝鮮の観光商品がすべて暫定的に中断された。しかし、中朝国境地域で実施されている日帰りツアーは今回の措置とは関係なく続く」と、中国の旅行社の関係者の話を引用して報じた。