北朝鮮の労働新聞は26日、韓国海軍主管で今月15日から22日にかけて実施された「多国籍機雷戦訓練」に対して「戦争演習騒動、無謀な挑発の空威張りだ」と非難する署名入りの論評を掲載。同日、朝鮮中央通信が報じた。
論評は「この訓練で好戦狂らは、『有事の際、海上交通路を確保』するなどとして火薬のにおいを濃く漂わせた」と指摘。
また「朴槿恵一味が同族を害するためにあちこちで外部勢力を狂気じみて引き入れるほど、それは日ごとに強化される自衛的核抑止力を土台とするわれわれの確固たる戦略的地位を反証する」と主張した。
そのうえで「敵対勢力の侵略的挑戦を断固と粉砕することのできる強力かつ威力ある打撃手段で装備された白頭山革命強兵の前では、かいらいが外部勢力と結託して多国籍機雷戦訓練などをいくら行っても無駄である」と強調した。
韓国聯合ニュースによると、多国籍機雷戦訓練は、韓国南部の釜山(プサン)と鎮海(チネ)湾一帯で15日から22日に実施された。朝鮮戦争後、初めて行われる多国籍機雷戦訓練であり、カナダ、タイ、フィリピン、ニュージーランド、オーストラリア、英国を含めた計8カ国から約380人の兵士が参加した。