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金正日を国際刑事裁判所(ICC)に提訴するために国際キャンペーンを行っている『反人道犯罪調査委員会(以下、調査委員会)』が、『ICCに調査を求めるための北朝鮮の反人道的犯罪の被害者150人の嘆願書』を発表した。

調査委員会はこの日、韓国ソウル市中区所在のプレスセンターで開かれた記者会見で「北朝鮮の人道に反する犯罪の被害者である150人の脱北者は、一刻も早く北朝鮮の反人道的犯罪の実態について調査するようICCに求める。150人の脱北者は全員北朝鮮の拘禁施設でひどい拷問を受けたり、近くで目撃した人たち」と伝えた。

150人は北朝鮮当局から暴力や監禁、拷問、隔離など人権蹂躪の被害を受けた脱北者で、1万人を超える韓国国内の脱北者と2300万の北朝鮮の住民を代弁すると明らかにした。

さらに、「この嘆願書をICCや国連事務総長、国連人権高等弁務官に送り、北朝鮮の人権が深刻であることを知らせる。2010年に国連総会の人権決議案に北朝鮮反人道犯罪調査委員会を設立することが我々の目標」と述べた。

150人の脱北者は嘆願書で、「我々がさらされた犯罪に対する正義を回復して、責任を問いたい。金正日の逮捕令状発行のために最善を尽くす」と明らかにした。

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また直接経験した人権侵害について、「この嘆願書に署名した人の中には、強制的に連れ去られて行方不明になったり、法的に正当な居住地から追放された人がいる。法的手続きもないまま、友人や家族も知らないうちに刑務所に拘禁された人もいる。国際法上許されない理由によって恣意的に体の自由を剥奪され、奴隷のように強制労働に従事させられた」と証言した。

さらに、「我々の中には父親や祖父、夫の証拠もない犯罪行為のためという理由で収監された人もいる。多くは体系的な拷問を受け、殴打された。それによる精神的、肉体的な傷が今も残っている」と告発した。

また、「女性の署名者の多くは強制送還された後、収監されて性的暴力を受けた。外国にいる間に人身売買されて、妊娠した状態で強制送還された人もいる。収監されている間、おなかの子供が北朝鮮の人の子供ではないという理由で強制的に中絶させられた人もいる」と証言した。

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開かれた北朝鮮放送のハ・テギョン代表は、「この人たちが経験した人権蹂躪は、ローマ規約に定められている拷問する行為、食糧を少なく与える行為、強制移住、奴隷化などに当る、反人道的な犯罪だ。ICCの捜査や国連の調査委員会の設立は1日も早く行うべき」と主張した。

調査団は脱北者から北朝鮮の人道に反する犯罪の証拠を集めて、10日にオランダのハーグでICCに直接提出する予定。