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写真:3日(現地時間)にアメリカ・ニューヨークのアジアャTエティーで開かれた、対北制裁関連の討論会

アメリカ政府内で北朝鮮に対する金融制裁を担当している、財務省のダニエル・グレイザー金融犯罪担当副次官補が、北朝鮮が不法な金融取引を続ける場合、国際金融制度にアクセスできないようにする措置を取ると明らかにした。

グレイザー副次官補は3日に、ニューヨークのアジアャTエティーで『北朝鮮:制裁と包容政策』というテーマで開かれた討論会に参加して、「北朝鮮が制裁の理由でもある、不法行為に関する国際法を無視し、不透明な金融取引を続ける場合、国際金融機関から持続的に疎外される」と語った。

また、国際金融システムの保護のために、少しでも多くの国が対北制裁に参加すべきだと強調した。

さらに、「アメリカは金融措置など対北制裁が正しく実行されるように努力している。金融制裁はより多くの国が参加してこそ効果が得られるため、各国と協力できるよう努めている」と述べ、対北制裁の履行における中国の役割を再度強調した。

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これと関連して、討論会に参加したアメリカ平和研究所のジョン・パク研究員は、「温家宝首相が北朝鮮を訪問した後、現在中国は北朝鮮と軍事・経済・政治的な関係を含む包括的な関係を結ぶために努力している。このような中朝関係は、米朝交渉で北朝鮮にとっては強い味方として利用される可能性がある」と指摘した。

アジアャTエティー米中関係センターのジョン・ディラーリー所長は、「北朝鮮に制裁を下す際に生じる問題は、北朝鮮自体が孤立に慣れているということだ。北朝鮮をこれ以上孤立させることは効果的ではない」と主張した。

また、北朝鮮を国際経済に参入させる方法として、まず高官レベルの対話チャンネルをオープンにし、次にツートラック(Two-Track)による対話を通じて経済的開放が可能になるように支援すること、最後に北朝鮮を国際金融機関に参加させることなどを提案した。

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グレイザー副次官補はこれについて、「制裁や金融面での圧力が戦略的に充分でなければ、制裁が効果的だったのかという点も反省すべきだ。北朝鮮に対する金融制裁は戦略的な決定において重要な役割を果たす」と指摘した。

また、過去のバンコ・デルタ・アジアに対する制裁を例に挙げて、「北朝鮮は国際金融システムのアクセスが困難だった時期があった。北朝鮮に国際金融システムのルールを理解させるのも重要な仕事」と強調した。