人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

韓国政府が、1997年に亡命した北朝鮮民主化委員会の黄長ヨプ(ヨプは火へんに華)委員長(元北朝鮮労働党書記)の日本訪問を認める方針を固めたと、朝日新聞が22日に報道した。

韓国政府は黄氏の訪日の許可を求める日本の非公式な要請を受けてこのように決定し、この日訪韓する中井洽拉致問題担当相と具体的な時期などについて協議すると新聞は伝えた。

李明博政府は太陽政策を継承した盧武鉉前大統領とは異なり、北朝鮮に厳しい姿勢を取っており、対日関係を重視して黄氏の安全が保障されれば訪日を認める方針だという。

新聞は黄氏も日本政府が公式に招待すれば、訪日を受け入れるとみられると伝えている。

だが黄氏は、前日に記者からこれに関する質問を受けた際、「まだ具体的な連絡は受けていないため、議論していない」と述べている。黄氏の側近も「日本側で色々な話が出ている状態で、まだはっきりとした決定はしていないと聞いている」と話した。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

一方朝日新聞は、北朝鮮体制を厳しく批判してきた黄氏の訪日に、鳩山由紀夫政府出帆後、日本に対する批判を慎んでいた北朝鮮が反発する可能性が高いと予想している。

日本訪問が実現すれば、黄氏の海外訪問は2003年10月のアメリカ訪問以来2度目になる。