北朝鮮の外務省米国研究所の代弁人(スポークスマン)は17日、朝鮮中央通信社とのインタビューを通じて、米ハワイ州ホノルルで日米韓3カ国外務次官協議(日本時間15日)が開かれたことを非難した。
同通信によると、スポークスマンは3カ国協議に対して「朝鮮半島とその地域でミサイル防衛(MD)システムの樹立と3角軍事同盟の作り上げを現実化することによって、地域内の軍事的覇権を裏付けようとするのは以前から抱いてきた米国の野望である」と指摘。
そのうえで「朝鮮半島と北東アジア地域、そして世界的範囲で核戦争の危険を根源的に取り除くためのわれわれの自衛的核抑止力強化措置は続くであろうし、質量共により高い水準で実行されるであろう」と強調した。
日米韓3カ国外務次官協議では、北朝鮮による核・ミサイル開発について「断じて容認できない」との立場を再確認しながら、ミサイル防衛などの協力を強化し、国連安全保障理事会決議の厳格な履行を各国に促していくことで一致していた。