北朝鮮の朝鮮労働党の機関誌「労働新聞」は5月31日、オバマ米大統領が現職米大統領として、はじめて広島を訪問したことを非難する記事を掲載。同日、朝鮮中央通信が配信した。
同紙は、軍事論評員の記事「広島に広げられたオバマと安倍の鼻持ちならない仮面劇の真相を論ず」を通じて、オバマ氏の「核兵器のない世界をつくる」という主張は、「他国の核兵器保有を阻み、ただ米国だけが核独占国家にならなければならないという、実に破廉恥な強盗の論理」と指摘した。
また、安倍首相に対して「今回の仮面劇には、日本反動政府の首相安倍晋三が相手役として登場したので、より内外の苦い嘲(ちょう)笑を買った」「米国の首かいを『上司』、『恩人』に仕えたあげく、神頼みにして奴僕のように卑屈に振る舞った」と非難した。
記事は最後に「歴史の節目に広島仮面劇と烙(らく)印が押されたオバマと安倍の醜態は、いつまでも万人の呪いと嘲(ちょう)笑を免れなくなるであろう」と強調した。