北朝鮮の外務省スポークスマンは15日、朝鮮中央通信社記者とのインタビューを通じて、米国の年次「人権報告書」の発表を非難した。同日、朝鮮中央通信が配信した。
スポークスマンは、米国務省が発表した「2015年の国別人権実態報告書」が、北朝鮮の人権状況に対する「誹謗・中傷」だと指摘しながら、「『自由権否定』や『政治犯収容所運営』『恣意的処刑』や『人身売買』『強制労働』をはじめとするすべての現象は初めからわれわれにあったことのない真っ赤なうそである」と主張した。
また、「米国が反共和国『人権』騒動に執着し続けているのは、われわれの国際的イメージをダウンさせ、わが内部を瓦解させて『体制転覆』の野望をなんとしても実現してみようとする極悪な敵対行為である」としながら、「米国が骨身に染みるほど後悔するように必要なすべての措置を講じていくであろう」と強調した。