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北朝鮮のキム・キナム労働党書記など北側弔問団が、金正日国防委員長のメッセージを持って来たと話して、李明博大統領と面会したいという意思を明らかにし、李大統領が面談に関して決定を下すことになると伝わった。

政府消息筋によれば、北朝鮮のキム・ヤンゴン統一戦線部長が22日、ヒョン・インテク統一部長官との面談でこうした意思を伝え、ヒョン長官はこの日午後、面談の結果を李明博大統領に報告したという。

李大統領は午後1時30分頃にヒョン長官や青瓦台の外交安保ラインの参謀と午餐に出席したが、この場でヒョン長官が、キム統戦部長などが青瓦台訪問を希望していると報告したという。李大統領は報告を受け次第、北側弔問団との面談の可否を決定すると伝わった。

ヒョン長官はこの日午前、キム統戦部長とソウルのグランドヒルトンホテルで面談した。今回の面談は李明博政府出帆以後初めての南北高位級の接触だった。

午前10時20分に始まった面談には、韓国側のキム・チョンシク統一部統一政策室長や北側のウォン・ドンヨン朝鮮アジア太平洋平和委員会室長がそれぞれ陪席した。面談は1時間24分間進行して、午前11時44分に終了した。

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ヒョン長官は面談で、金正日委員長の核心的な側近として北朝鮮の対南戦略を総括しているキム部長と、6.15共同宣言と10.4宣言の履行の問題や、南北政府間の対話の再開に関する方案などについて意見を交換したと見られる。

また、先月30日に東海の境界線を越えて拿捕された「800ヨナン号」の船員4人の早期送還を促したと思われる。

ヒョン長官は面談後の記者会見で、北朝鮮代表団の帰還の日程の変更について、「時間は遅くなる可能性もある」と述べ、代表団が青瓦台を訪問する可能性を示唆した。

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ヒョン長官は、北側が金正日国防委員長の親書を伝達するのかという問いには、「親書の問題は私が言及する事項ではない」と語った。このため、北側弔問団が金委員長の親書や口頭メッセージを伝達するために、この日のうちに李明博大統領を訪問する可能性があるという観測も出ている。

だがヒョン長官は、北朝鮮弔問団が青瓦台を訪問する可能性を問う質問には答えなかった。面談で「南北関係の懸案に対して様々な話があった」とだけ説明した。

前日に金大中元大統領を弔問するためにソウルに来た北側弔問団一行は、この日午後2時頃に航空便で帰還する予定った。