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北朝鮮の崔龍海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党書記が、昨年10月頃から12月にかけて、長男と「革命化教育(思想教育)」を受けていたという説が出てきた。

韓国の民間シンクタンク「世宗研究所」の鄭成長(チョン・ソンジャン)統一戦略研究室長は15日、消息筋から得たとして「崔龍海失脚の内幕」を明かした。

消息筋によると「崔龍海氏の長男が『韓流ドラマ』を視聴したことが国家安全保衛部(秘密警察)に発覚し、息子とともに『革命化教育(思想教育)』を受けることを自ら望んだ」という。

崔氏は、昨年11月8日に発表された李乙雪(リ・ウルソル)軍元帥の国葬の葬儀委員リストに名前が無く、失脚したと見られていた。

韓国の情報機関・国家情報院は、崔氏が水力発電所で起きた土砂崩れの責任を問われ、地方の農場で革命化教育を受けているとの見方を示していた。

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その後、12月に死去した金養建氏の国家葬儀委員に名を連ね、年が明けた1月には、金日成社会主義青年同盟創立70周年の慶祝行事で演説を行い、その後も金正恩氏の公式活動に同行するなど、完全復帰を果たした。

チョン室長によると、崔氏は長男の韓流ドラマ視聴が発覚し「子供の教育を間違った」と金正恩氏に報告して、自ら革命化教育を望んだという。一方、金正恩氏の実妹・金与正氏が崔龍海氏の次男と結婚したという説もあると伝えた。