現代グループと北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会は「今年の秋夕(韓国の旧盆)に離散家族再会」など5項目の交流事業に合意しこれを盛り込んだ共同報道文を北朝鮮の朝鮮中央通信を通して17日発表した。
前日、現代グループのヒョン・ジョンウン会長と金正日との面談後、この日に発表された共同報道文は「わが民族名節である今年の秋夕に金剛山で北と南の離散家族、親戚の再会を行うことにした」と明らかにした。しかし具体的な日程と再会の規模などについては言及しなかった。
報道文はまた「中断された金剛山観光を早期に再開し、金剛山の最高峰である毘盧(ピロ)峰における観光を新たに始めることにした」として「金正日国防委員長が取ってくれた特別措置により観光に必要な全ての便宜と安全が徹底して保障されるだろう」と明らかにした。
特に「南側の人員たちの軍事境界線の陸路通行と北側地域の滞留を歴史的な10・4宣言の精神に基づいて原状回復」することに合意し、昨年の「12・1措置」により困難をともなっている開城工業団地の地域の出入問題が解消されるという期待を集めている。
共同報道文はまた「軍事境界線の陸路通行が正常化されるのに従い、開城観光をすぐに再開し開城工業地区事業を活性化してゆくことにした」と明らかにした。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面続けて「現代は白頭山観光のための準備事業が推進されるのに従い、観光を始めることにした」と明らかにした。
その一方で報道文は、金正日がヒョン・ジョンウン会長一行を長時間面談し、温かい談話をしたとして「(金正日が)ヒョン・ジョンウン会長の請願を全てかなえてくださった」と主張した。