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去年12月に開通した後、平壌市で手電話(携帯電話)を使用する人がますます増加している。お金がある一般の住民を含めて、現在学生の間でも携帯電話の使用が広まっていることが分かった。


平壌に住む内部消息筋はデイリーNKとのインタビューで、「需要者がどんどん増えていて、学生も含めておよそ30%の人が手電話を使っていると思う」と言い、「ただし中央党の要職に就いている幹部や外国人は、手電話と家電話も使うことができない」と伝えた。

消息筋は「中央党の要職に就いている幹部たちは、重要な情報を扱っているため、手電話などを通じて情報が外部に流出することを基本的に阻むために使用を禁止している」と説明し、「一般の人はお金さえあれば使用できるので、住民の多くが利用している」と付け足した。

消息筋によると、携帯電話は平壌の普通江区域のリュギョン1洞にある通信センターに錐桴曹??oした後、必要な事項を記入して職場や役場で公認のはんこをもらい、それをまた通信センターに提出すれば購入できるという。

お金があれば誰でも携帯電話を使うことができるが、手続きは難しい。購入する時に必ず実名で登録しなければならず、申請者の実名と違う人が使ったら保衛部が調査する。また、1人が2つの携帯電話を使うことはできない。

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これと関連、消息筋は「手電話の使用を政府が監視しているようだ」と話し、「実際に手電話を利用して骨董品の取り引きをした人たちが、保衛部に発覚して検挙された話を聞いた。手電話を盗聴しているようだ」と伝えた。

消息筋はまた、「企業所の単位などでは、企業所自体が手電話を団体で購買することがあるが、そうした時は実名で購買しなくてもよい」と言い、「こうしたやり方で購買された手電話は、支配人の責任の下、出勤する時に配られて帰る時はまた会社に提出することになっている」と説明した。

携帯電話を購入するための費用は、個人が買った場合は120ドル、企業所など単位で団体で購入したら90ドルだという。通話料は1ヶ月、朝鮮の貨幣で3,000(韓貨約 1000ウォン)ウォンに固定されていて、基本通話時間は1ヶ月約8時間だそうだ。時間を超過した場合は、15ユーロを追加の通話料金として払わなければならない。

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消息筋はさらに、「手電話は平壌市の人だけが使える。送受信は黄海北道の沙里院の警戒所まで可能だが、送受信の状態がよくないので、通話の音質も落ちるため、普通平壌市内だけで使われている」と明らかにした。

平壌市内では、携帯電話と家電話の相互間の通話が可能だが、平壌市以外の地域では、携帯電話で家電話への送信ができるが、受信はできないという。