現代グループのヒョン・ジョンウン会長が訪朝日程を1日延長すると韓国統一部に13日に伝えた。前日にも日程を1日延長したものの、金正日との面談ができなかったため、もう1日延長することになった。
ヒョン会長と金正日の面談ができなかった理由として、金正日の咸興地域の現地指導によるスケジュールの問題が挙がっている。しかし、実際は懸案などに対する食い違いが原因だという見方もある。
だが、訪朝前にすでにヒョン会長と金正日の面談が決まっていたため、こうした面談の遅延は金正日が交渉のテーブルで主導権を握るための戦略だという分析もある。最も劇的な効果を上げ、交渉の結果をはじめとし、今後の南北関係を主導していくための高度の心理戦を行っているという意見もある。
ヒョン会長が統一部に滞在期間の延長を連絡したため、金正日との面談が完全に駄目になったとは言い切れない。まだ、懸案に対する食い違いを調整していると予想されている。
面談が行われるかどうかははっきり分からないが、金正日の一言で面談できた前例があるため、今回もまだ可能性はあると考えられる。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面しかし、面談ができない可能性もある。金正日が咸興地域に今も滞在している可能性も、完全に否定できない。開城工業団地などの懸案に対する意見の食い違いが調整できていないか、もしくは金正日との面談の対価つまり、お金を十分に用意していなかった可能性もある。
ヒョン会長と金正日との面談と共に、拘束137日目になるユ氏の問題にも注目が集まっている。当初北朝鮮の消息筋は、ヒョン会長の訪朝はユ氏解放について南北が合意したため実現したことだと話していた。
そのため、ユ氏はヒョン会長の帰国嵐闢?ナある14日か15日に解放される可能性が高いと予想されている。韓国政府関係者は、「ヒョン会長と金正日の面談はできないかもしれないが、ユ氏は解放される可能性が高い」と伝えた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面しかし、北朝鮮が意地を張って欲張る可能性もあるため、ユ氏の解放問題は慎重に対応すべきだという意見もある。