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5) スイス人とオランダ人の主食はジャガイモ?

北朝鮮の人は、スイス人とオランダ人の主食はジャガイモだと信じている。これは、北朝鮮政府が食糧危機を解消するために「ジャガイモ農業革命」を推進して、スイスとオランダにジャガイモ営農法を学ぶために技術者を派遣したため、流れるようになったうわさである。

北朝鮮政府も、住民がジャガイモをたくさん植えるように誘導するために、スイスとオランダの主食はジャガイモだと何度も宣伝した。

北朝鮮の住民が知っているスイスやオランダのジャガイモ料理はとても簡単だ。よく洗ったジャガイモを沸いているお湯で茹でて、上げた後に皮をむくというものだ。茹でたジャガイモにチーズをつけて食べるのだが、一食で普通、茹でたジャガイモをだいたい2つずつ食べると言われている。

実際にスイス人は、ジャガイモが主な原料のラクレット(Raclette)を好むが、作り方は北朝鮮の人が思っている方法とは違う。

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6) ポーランドではビール水道の元栓が1日締まっただけで暴動が起きる?

北朝鮮の住民は、東欧の社会主義時代のポーランドはヨーロッパで一番よい暮らしをしていた国だったと話している。ポーランドは機械工業、特に工作機械が非常に発展した国で、外国の機械製品をたくさん受注して生産していたので、とても富かだったという。

これだけ富裕なポーランドには、家庭ごとにビールが出る水道があるが、住民は毎月水道から出てくるビールを飲みたいだけ飲んで、計器盤に表示された消費量の分だけお金を払えばよいのだと、北朝鮮の人は言っている。

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だが、何らかの理由でこのビール水道が故障して、1日だけでもビールが出てこなくなれば、ワルシャワの住民が暴動を起こすといううわさが流れた。北朝鮮の住民は、政府の低いサービスを批判する時、「ポーランドはああなのに私たちは何なのか」と話すこともよくある。

7) 西洋の人は帽子やハンカチがかかっている木や椅子を避ける?

北朝鮮では法的には、売春が厳しく制限されていて、慣習からも浮気が批判される。

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だが実態は、様々な性的に乱れた現象を見つけることができる。労働党がすべてを決定する社会で、権力層は極度の贅沢と放蕩生活を楽しんでいる。所帯持ちの男性なのに、あちこちに愛人がいる人も多い。

また、配給制が崩壊して女性は家族を食べさせるために通りに出た。さらに、突撃隊などに集団で動員されて、建設現場に若者がたくさん集まって働くため、それが性生活の乱れを助長する原因にもなっている。

だが、北朝鮮ではあくまでも性生活は二人だけの内緒の行為だ。絶対に大っぴらにしてはいけないと思っている。そのため、白昼堂々と道端で男女が自由に抱き合ってキスをしている西洋の映画を見て、あの人たちの性文化はとても乱れていると考える。

これに関するうわさも多いが、ヨーロッパの人は公園やひっそりとした所でしばしば性行為をするといううわさもある。そのような時は、周辺の椅子や木に帽子やハンカチなどをかけておく。そうすれば、誰も周りに来ないというのだ。

8) 日本の人にとって一番致命的な病気は「下痢」?

北朝鮮で流れている、よく知られているうわさの1つだ。日本の人は辛いものを食べずに、砂糖がたくさん入っている料理を好むので、内臓が非常に弱いという話だ。そのため、日本の人が一番恐れている病気は下痢だという。

日本の人は甘い料理やおもちを主食として食べるので、あまり下痢にならないが、一旦下痢にかかれば致命的だと考えられている。日本人は下痢にかかれば、ほとんどの人が命を落とすと、北朝鮮の人たちは思っている。

9) 世界一の映画大国はインド?

北朝鮮の人はアメリカの有名な映画製作会社があるハリウッドのことを知らない。だが、インドが世界的な映画大国だという説明は、北朝鮮で出版される本に時折載っている。

北朝鮮の本には、「インドは世界の映画大国として1年に平均5千作以上の映画を製作していて、主に家族型の映画製作会社が多い」と紹介されている。インドの映画製作の水準が高いのは事実だが、世界一の映画大国という表現は少しオーバーだろう。

北朝鮮の住民が、インドを世界最高の映画大国と認識するようになったのは、北朝鮮を訪問する外国人向けに中継される「万寿台」テレビが、インド映画をたくさん放映したことと関連がある。また、北朝鮮政府が軍部隊に普及させたVCR(テープ式ビデオ)で、インド映画のテープがたくさん広まったこととも関係があると思われる。

当時、外国の映画は中国映画とソ連映画しか見られなかった北朝鮮の住民の間で、「ディスク踊りの舞踊家」や「母性愛」などのインド映画が大人気になった。外の世界を知らない北朝鮮の人にとって、インド映画は異国に対する興味をそそり、みな新鮮な衝撃を受けた。

10) 世界で医学が一番発展した国はドイツ?

北朝鮮の人は、ドイツが世界で一番医学が発展した国だと信じている。ドイツが世界で一番医学が発展するようになった理由は、第2次世界大戦の時に捕虜に対して生体実験をたくさん行ったからだと言われている。

ドイツは癌も薬で治療する国だが、秘密を徹底的に守っているため、多くの国がその秘密を手に入れようとして熾烈な競争を繰り広げたが、いまだに秘密は知られていないと考えられている。