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北朝鮮の焼酎が史上初、6月にアメリカの市場に登場する予定。平壌焼酎は平安南道ヤンドク、咸鏡南道燿徳などに生産の工場があり、輸出向けとして体系的に生産されていると、平壌焼酎の前身である’平壌酒’の輸出過程に参加した脱北者が明らかにした。

平壌焼酎が政治犯収容所で製造されているという一部のうわさについて、過去、北朝鮮で酒類の流通を行った北朝鮮民主化委員会のソン・ジョンフン事務局長は、”事実ではない”と一蹴した。

彼は”平壌焼酎というブランドで、中央の生産本部で指令を下せば、ヤンドク、メンサン(以上平南)、燿徳(咸南)の各工場で焼酎を加工、生産するシステムを取り揃えている”と語った。

しかし、輸出向けの平壌焼酎と共に広く知られている平壌蛇酒に使われる蛇は、咸鏡南道燿徳収容所で政治犯たちが直接捕っていると、収容所出身の脱北者が直接語った。

燿徳収容所出身の姜哲煥、北朝鮮民主化委員会執行委員長は、“平壌蛇酒に使われる蛇が燿徳収容所で作られているという事実は直接の経験を通じて知っている”と明らかにした。

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蛇酒は蛇に数日間食事を与えず、蛇の毒が上がった時に酒につけるが、蛇の毒が危険で、一般の住民ではなく、収容所の収監者たちに ‘蛇の捕獲’をさせるという。燿徳は比較的蛇が沢山生息している地域だという。

姜執行委員長は、“蛇を捕った後、蛇酒を加工する仕事は収容所の外で行うが、蛇を捕る仕事は収容所の人々にさせた”と述べ、“私たちの叔父も蛇にかまれて死ぬところだった”と回想した。

北朝鮮の‘平壌焼酎工場’が生産して、‘朝鮮平壌貿易会社’が販売を担当する平壌焼酎は、先月9日に南浦港で1回目の船積みを終えて、アメリカに向けて出発した。6月からアメリカで販売される予定。この酒は中国と韓国を経由して、今月末頃、アメリカに到着し、ニューヨーク、バージニアなど5つの地域で試験販売される予定。

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平壌焼酎はトウモロコシや米、もち米が主原料で、地下170mの天然の岩盤水を利用して、伝統技法で作った蒸留酒だ。北朝鮮の代表的な焼酎のブランドとして、テピョン酒、インプン酒などとともに、ずいぶん前から代表的な輸出商品として生産されてきた。

脱北者たちによれば、平壌焼酎の一番重要な原料である、地下岩盤水は、平安南道のヤンドク郡とメンサン郡、咸鏡南道の燿徳郡のソン鰍など、北朝鮮で水質が良いことで有名な所から運んでくるという。

特に、平南のヤンドク郡とメンサン郡は、‘ヤンドク、メンサンに流れる水は清くてよい’という歌詞があるほど、水が清くてきれいだといわれている。

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また、平壌焼酎の酒瓶は中国産で、多くが新しいものではない中古品という。中国から輸入したこの瓶は、平壌近郊のヨンャ盗H品加工工場に運ばれて、割れた瓶を選別して、商標を付ける作業をする。

一方、平壌焼酎がアメリカに輸出されるという消息が伝わると、テピョン酒、ファンリョン蛇酒など、平壌の名酒についても関心が高まっている。平壌の酒は90年代初めから北朝鮮の主要な輸出商品として有名だった。これらは中国やロシア、日本などに多量に輸出されてきた。

特に蛇酒は腰痛と男性の精力によいといわれ、ロシアで流行ったという。ファンリョン蛇酒は平壌−元山間の高速道路のシンプン休憩所で販売されている。