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アメリカの科学国際安保研究所(以下、ISIS)が14日(現地時間)に発表した報告書で、「先月日本で、弾道ミサイル誘導システムの装置に使える機械を北朝鮮(最終目的地)に密輸出しようとした北朝鮮の人1人と日本人2人、合わせて3人が、日本当局によって逮捕された」と明らかにした。

ISISは「ミャンマーから北朝鮮への違法貿易を担う密輸業者」という報告書で、「日本の当局が09年1月に関連機械を押収し、先月関係者を逮捕して取り調べを行っている」と述べた。

同報告書は「逮捕された3人のうち1人は北朝鮮の人で、2人は日本人だ。それぞれ日本で会社を経営している。日本人2人は磁気関連の装置を生産している会社の社長で、もう1人はアパレル会社の社長だ。北朝鮮の人であるリ・ギョンホも貿易会社を営んでいる」と紹介した。

現在3人は許可証無しに輸出した容疑で、日本の外貨及び国際交易に関する法律に基づいて起訴されている。

報告書は「ミャンマーに出発する前に押収されたのは、磁気の範囲を図る磁場測定器だった。考古学や地理学でよく使われているが、弾道ミサイル誘導システムにも使われている」と説明した。

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日本の当局は、大量破壊兵器などの目的に利用できる可能性がある品物は、「両用物資」に定めて輸出を禁じている。

また、「この事件で北朝鮮がミャンマーの弾道ミサイル開発に関わっている可能性も高まり、ミャンマーを仲介して北朝鮮に持ち帰るか、他の国に輸出している可能性も考えられる」と報告書は分析している。

さらに、注文先は新東国際交易の北京支社になっている。この会社は北朝鮮の指示を受けていると言われている。本社は香港にあるが、平壌に支社がある。

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またこの会社はすでに、日本の当局によって北朝鮮の軍事プログラムに利用できる違法な品物を確保した企業に分類されていて、監視リストに加えられている。

報告書は「逮捕された3人は、09年1月に許可証無しでマレーシア経由でミャンマーに輸出しようとした。税関の書類によると、偽名を使っており、値段は700万円となっている」と説明している。