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中朝国境から北朝鮮を眺めると、非常に緑が少なく、山の頂上付近まで畑で覆い尽くされていることがわかる。

軍事境界線にほど近い江原道のはげ山(本文とは関係ありません)
江原道の山。山頂に近いところまで畑が広がる。

北朝鮮では、70年代から食糧増産のために、山に多くの段々畑を造成した。そのせいで山が保水力を失い、洪水が多発した。それが90年代末の大飢饉「苦難の行軍」の一因となったが、食糧難を解決するために「段々畑」の造成はさらに進められた結果だ。それに加えて、燃料用の薪の切り出しも、山林の荒廃を促進した。