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李明博大統領が1日、北朝鮮は抑留している韓国の勤労者、ユ氏を無条件、直ちに釈放しなければならないと促した。

李大統領はこの日、ソウルのオリンピック公園の体操競技場で開かれた、第14期民主平和統一諮問会議の出帆式に参加して、「現在の緊迫した緊張状態を解決して、南北和解の道に向かうために、北朝鮮はこれ以上状況を悪化させてはいけない」と述べ、「今、95日間も抑留されている私たちの勤労者を無条件、直ちに釈放しなければならない」と語った。

また、「私たちは大変で時間がかかっても、これまで屈折されてきた南北関係を正しく立てていく」と言い、「難しくてもきちんと始めて、よい結果を得ることが重要であるため」と明らかにした。

李大統領は、「私たちは北朝鮮の変化を促して、北朝鮮が変化することができる条件を作るために努力する」と述べ、「この地球上に、北朝鮮と最も心から向き合い、協力することができる国は結局大韓民国しかないということを、北朝鮮は知らなければならない」と付け足した。

北朝鮮の核問題については、「北朝鮮の核開発は、現在の世界の流れとも符合しない行為」と言い、国際社会が、核兵器がない世の中に向かっていく中、北朝鮮の核兵器は「世界からの孤立を自ら招くにすぎない」と語った。

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李大統領は更に、「北朝鮮は世界と対立したり、時代の流れに逆ってはならない」と言い、「国連安保理決議1874号の窮極的な目的は、北朝鮮を害して規制しようとするものではなく、国際的な協力の道に出るようにしようというものである」と明らかにした。

李大統領は、北朝鮮は核実験や長距離ロケット発射などの脅迫行為について、「誤った道を進み続けている」と述べ、「私はどのような状況でも、国家を守って国民の生命と財産を守る」と話した。また、「確固とした韓米協調はもちろん、国際共助を通じて北朝鮮の脅威に対処していく」と言い、「アメリカ訪問を通じて漏れがない韓米同盟を確認し、日本や中国、ロシアとも緊密に協議している」と強調した。

更に、「北朝鮮が核兵器を放棄して国際社会に出たら、私たちは国際社会と共に北朝鮮が自立することができるように積極的に助ける」と語った。

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その他、最近の韓国社会の理念的葛藤を懸念する立場も明らかにした。

李大統領は、「北朝鮮は核兵器開発で朝鮮半島の危機を醸成しながら、もう一方で大韓民国の分裂と葛藤を絶えず先導している」と明らかにした後、「外から来る危機よりも危ないのがまさに南南葛藤、すなわち我々内部の分裂と葛藤」と述べ、「南南葛藤は経済危機を克服するための国民的な動力を弱め、南北問題を正しく解決するための私たちの力量を消尽させるから」と話した。

更に、「まだ理念や地域や階層間の葛藤が、先進化に向かう私たちの足首を取っているのが現実」と言い、「それに便乗した無条件の反対や組み分け、また集団利己主義も相変らず消えていない」と指摘した。