アメリカ政府が、対北制裁とは別個に人道支援を再開することができるという原則的な立場を示した。
アメリカ国務省のケリー報道官は25日(現地時間)の定例記者会見で、「北朝鮮に人道支援は続けるのか」という質問を受けて、「それはできると思う。アメリカは様々な国に対して人道支援を行ってきた。世界で苦しんでいる人を減らすために努力している」と答えた。
国連の対北制裁以後、原則的と言いながらも、アメリカが北朝鮮に対する支援の可能性について言及したのはこれが初めてだ。だが、ケリー報道官はそれ以上具体的なことは話さなかった。
北朝鮮への食糧支援の検証方法については、「北朝鮮がNGOを追放した後、検証が非常に難しくなった」と説明した。
北朝鮮は3月に、アメリカの追加の食料支援を拒否すると通知して、食糧分配活動をしてきた国際NGOを全て追放した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面ブッシュ政権だった昨年6月に、北朝鮮はアメリカに核プログラムの錐随曹??oして、平安北道の寧辺にあった核原子炉の冷却塔を爆破するなど、核施設の無能力化に積極的に取り組む姿勢を見せた。その対価として1500万ドルの食糧支援が約束された。
アメリカは世界食糧計画(WFP)から40万トン、アメリカの非政府機関(NGO)から10万トン、合計50万トンの支援を約束して、3月までに16万9000トンが北朝鮮に送られた。
当時、北朝鮮は食糧の分配を監督する韓国語ができる要員の増員を拒否した。昨年10月には全国で住民の栄養状態を調査することに合意したが、北朝鮮は国勢調査を理由にあげて、栄養の実態に関する調査を先送りして、その後突然中止している。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面ケリー報道官は北朝鮮に拘束されている女性記者の問題について、「家族と再会できると思う。人道的にも即刻釈放すべき」と強調した。
また、「記者たちの釈放のために様々なルートを使って努力している。何度も述べたように、クリントン国務長官もこの問題に積極的に関与している」と説明した。