中国と北朝鮮の関係の冷え込みが、貿易と人的交流の大幅な縮小につながっている。

韓国貿易協会北京支部が中国の統計から把握したところによると、今年1～6月の北朝鮮から中国への輸出額は11億7000万ドル（約1440億ドル）で、前年同期比10.6％減少。同期間における北朝鮮の中国からの輸入も13億3000万ドルで同15.8％減少した。

投資分野への影響はさらに大きい。中国の対北朝鮮投資額は12年に1億946万ドルと過去最高を記録したが、昨年は5914万ドルに減少した。

増加傾向にあった北朝鮮から中国への訪問者数も、昨年は18万4000人と前年比10.7％減少している。今年に入ってからも1～6月に8万8000人（同2.3％減少）とマイナスが続いているが、このうち半数以上（4万7000人）を占める労働者数は同7.5％の増加となった。