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“対北ラジオ放送で北朝鮮の独裁が終わったということを知らせよう”

24日(現地時間)、アメリカの人権団体であるフリーダムハウスが主催した対北放送シンポジウムで、マーク・パルマー前ポーランド駐在アメリカ大使は、“過去の東欧の住民と同様に、一般の北朝鮮の住民も、指導部の腐敗をよく分かっており、急速な変化を望んでいる”と語ったとRFA放送が伝えた。

今回の行事はワシントンで23日に開幕した、北朝鮮人権週間の行事の一環として開催された。

パルマー前大使は、“ハンガリーやポーランドの住民のように、北朝鮮の住民も指導層から疎外されており、指導層が腐敗したという事実を知っている”と述べ、“自分一人だけが急速な変化を願っているのではなく、すべての人がまったく同じ見解を持っていることを感じ始めたという点が重要だ”と指摘した。

パルマー氏は、ラジオ放送は東欧の住民を一つにする役割を果たしたと強調した。

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この日のシンポジウムに参加したキム・ソンミン自由北朝鮮放送局長は、“北朝鮮に向けた外部のラジオ放送は、情報の提供のみならず、北朝鮮の住民が北朝鮮からの脱出を決心するのに重要な役割を果たす”と述べつつ、“しかし、北朝鮮政府の徹底的な情報遮断は、住民の意識を麻痺させている”と指摘した。

脱北者と支援活動家たちはこの日、米連邦議会の聴聞会に出席して、中国政府の脱北者政策について証言した。

“女性脱北者, 人身売買の対象に転落”

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脱北者のイ・ソンMュ氏は、“女性の脱北者が中国で人身売買の対象に転落しており、北朝鮮への送還の過程でも極度の人権染躪が起きている”と述べ、“脱北者が難民の地位の認定を受けることができるように、アメリカ市民と議会が関心を持たなければならない” と語った。

イ氏は“25歳の脱北女性が中国で人身売買犯につかまって、23回も性の奴隷として売られた事例もある”と述べ、“北朝鮮に送還される女性の場合、願わない姙娠をしたり子供を生むこともあり、送還の過程で中国公安の暴力と性的暴力、金品の強奪にあうことがある”と証言した。

北送在日朝鮮人出身の脱北者(脱北帰国者)である千葉優美子さんは、北送海外同胞の外貨稼ぎを助けたという理由で摘発されて農村に追放され、北朝鮮からの脱出を決行した後、北朝鮮に送還され、監獄でひどい拷問にあったと証言した。

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一方この日、アメリカの連邦議会の近くの‘エベネゾ・コーヒーハウス’では、‘北朝鮮大虐殺展示会’の公式開幕式も開かれた。

開幕式に参加したエド・ロイス共和党下院議員は、“北朝鮮政権によって絶えず行われる恐ろしい人権染躪を明るみに出すことが重要だ”と述べ、“北朝鮮政権に対して国際社会が一致して視線を集中させることが必要だ”と強調した。

北朝鮮人権週間初日の23日には、北朝鮮の人権問題に対する国連安保理の介入を促すシンポジウムが開かれた。

この席には去年の10月に‘(北朝鮮の住民の)保護の失敗:北朝鮮に対する国連安全保障理事会の行動を促す’という題の報告書を共同発表した、国際法律会社DLAパイパーのジェラルド・ゲンサー弁護士と、北朝鮮人権アメリカ委員会のデブラ・リャン・フェントン事務局長が討論者として参加し、北朝鮮の人権改善のための国連安保理の介入を重ねて要求した。

26日には北朝鮮国内の宗教迫害に関するシンポジウム、27日には脱北者と共に行う行事や、北朝鮮の住民と脱北者のための祈祷会が開かれる。28日の中国大使館前でのデモを最後に、北朝鮮自由週間は幕を閉じる。