人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮の朝鮮労働党・統一戦線部出身である、韓国国家安保戦略研究所のチャン・チョルヒョン研究委員が、統一戦線部のチェ・スンチョル副部長処刑説について、「韓国のメディアはチェ・スンチョルが統一戦線部の責任者として、これまで10年間南北経済協力や交流を主導してきたかのように言っているが、北朝鮮は一人の幹部の権限や決心で国の政策が決められる国ではない」と21日に主張した。

チャン研究委員はメディアなどに寄稿した社説を通じて、「いくら組織責任者であっても、政策や組織の論理に従うだけで、北朝鮮では一人の権限で組織全体が揺らぐことはない」と説明した。

また、「統一戦線部は統一外交関連の機関で、他の部とは異なり、副部長が多い。チェ・スンチョルは交流を担当する課長職の副部長にすぎない。課長職の副部長とは、正式な肩書きは課長だが、副部長の待遇をするという意味」と説明した。

さらに、「韓国のメディアはチェ・スンチョルは統一戦線部の副部長と紹介しているが、それは南北関係によく登場するため、韓国のメディアが思い込んでいることだ。疑い深い金正日は、最も信頼する側近を絶対に封荘艪ノ出さない。チェ・スンチョルも対外用の人で統一戦線部の実権は握っていない」と指摘した。

チャン研究委員は「彼が南北対話の主役を務めたとしても、自分の意志で発言することは許されない。政策や会談は全て祖国平和統一委員会の参事室が作ったシナリオ通りに行うだけ。これが北朝鮮式の唯一指導体制」と話した。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

また、「北朝鮮に強硬派と穏健派がいたとしたら、それは金正日の一人舞台の一部にすぎない。これまで10年間、太陽政策を逆に利用して南北経済協力や交流を進めてきた。今は北朝鮮の対外政策が一変して強硬になった」と説明した。

さらに、「統一戦線部は南北関係から消えるわけではなく、今後も韓国に対する唯一の窓口として、南北対話を主導するだろう。南北対話、経済協力、交流、宗教、親北団体の管理、韓国との心理戦など、マルチな機能を果たすだろう。北朝鮮でも最高の人材がいる統一戦線部が、我が民族どうしを通じて民族の分裂や平和を脅かすことなどの戦略を主導している」と主張した。