脱北者の団体が連合して結成した北朝鮮民主化委員会は、創立式を控えた9日、金正日総書記が利用する別荘(招待所)の衛星写真を一部公開した。
黄長ヨプ前北朝鮮労働党書記が準備委員長を引き受けた委員会は10日午後、プレスセンターの20階で創立大会を開いて正式出帆する。委員会は創立式で、金委員長の別荘の写真17ヶ所の衛星写真を全て公開する予定だ。
公開された写真はインターネット検索サイトGoogleが提供する衛星写真サービス‘Googleアース’からのもので、金正日の警護を担当する護衛総局出身の脱北者が綿密に分析して公開した。
委員会の関係者はこの日、“金正日の別荘の位置は徹底的に守られており、誰にも公開しない。護衛総局出身の脱北者の助けを得て、別荘の位置と建物の分布状況、内部施設などを把握することができた”と語った。
委員会が公開した資料によると、金正日専用の別荘は、平安道と咸鏡道に最も多く分布しているという。平壌周辺にはカンドン郡ヒャンモク別荘、平壌市サムソク区域、ボンファ別荘(ボンファ貯水池)、サムソク区域ソン