発射が目前に近付いた北朝鮮のミサイルの形が観察できると、アメリカの科学・国際安全保障研究所(以下、ISIS)が明らかにした。
ISISは31日(現地時間)に報告書を発表し、先月29日に北朝鮮のミサイル発射基地である舞水端里(ムスダンリ)の発射台を撮影した衛星写真を公開した。研究所は報告書で、「ロケットがはっきり見える」と述べ、ロケットを隠そうとしていた以前の写真とは異なると強調している。
同報告書よると、北朝鮮がミサイルを発射台に設置した先月24日と比べて、形がはっきりと見えているという。
これについて、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のジェフリー・フォードン研究員は、以前の写真ではロケットが同じ長さの3段式だったが、最近の写真では見え方が異なると指摘した。上部はかなり大きいとも説明している。
また、1段目がミサイルの約3分の2を占めていて、3段目は大きな円錐形の上部と比べて非常に短く見えると分析した。2段目ははっきりしていないという。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面アメリカ国防省はISISが数度に渡り公開した衛星写真を分析した結果、ミサイルの上部は電球の形をした円錐形の物体で、弾頭というよりは軍事用または民間の人工衛星に近いという結論を出したという。
ISISが公開した衛星写真は、アメリカ・コロラドにあるデジタルグローブ社が撮影した商業用衛星写真で、グーグルアースやアメリカの政府機関などに提供されている。