国連は23日、韓国・ソウルに北朝鮮人権事務所を開設した。同事務所は今後、北朝鮮の人権状況の監視などを担う。国連の北朝鮮人権調査委員会(COI)が昨年2月、こうした監視拠点の設置を勧告していた。
開所式には尹炳世外相やザイド・フセイン国連人権高等弁務官らが出席した。
一方、北朝鮮外務省は23日、同事務所の開設は「特大型の政治的挑発行為」であるとする代弁人談話を発表。「超強硬対応で最後まで徹底的に粉砕する」などと警告している。
今後、北朝鮮と韓国との間で緊張が高まるのは避けられないと見られる。
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